ヨーキーを二代にわたって家族に迎えているKAZUです。
先代の時には保険に未加入、今の仔では家に迎えてすぐ保険に加入しました。
保険に加入の理由や、保険はいる・いらないなどについて両方体験したKAZUが詳しくお話していきます。
- ペット保険の加入に迷っている人
- どの保険を選べばいいか迷っている人
- 加入タイミングを知りたい人
は参考にしてください。
ペット保険は必要かどうか結論から言うと、使える貯蓄が20万円未満の人は加入するのがおすすめです。
ペット保険の必要な人・必要でない人
ペット保険は近年かなり補償内容や種類も充実してきました。
それに伴って保険料や補償内容も各社ごとにかなり特色が出てきています。
だからと言ってすべての人に加入をすすめるものではありません。
使える貯蓄が100万円以上あり、その水準を維持できる人は保険に加入しなくても良いと思います。
もちろん加入しておいて損はありませんので、加入・非加入は自身で選択してください。
加入がおすすめの人は、
- 使える貯蓄の少ない人
- かかりやすい大きな病気ある犬種を迎えてる人
- 1歳未満の仔犬を迎えた人
- 6歳以上の仔と暮らしている人
となります。
使える貯蓄の少ない人
自由診療であるわんちゃんの通院・入院には、人とは比べ物にならないくらいにお金がかかります。
例えば皮膚炎では、軽度でも5,000円程度、仔犬などで多い下痢でも7,000円程度の費用が掛かります。
これが手術を伴う入院ともなれば、10~20万円程度からそれ以上かかることも普通です。
ペットの病気やケガなどは突然起きたり、分かることが殆どです。
そういった面から、使える貯蓄の少ない人ほど金銭的な負担軽減のために保険に加入しておく意義があります。
かかりやすい大きな病気のある犬種を迎えている人
ミックス犬を除き、多くの犬種ではかかりやすい病気などを調べる事ができます。
例えばうちの仔であるヨークシャーテリアは膝蓋骨脱臼(パテラ)、僧帽弁閉鎖不全症といった病気にかかりやすかったりします。
この2つとも手術や継続的な薬の投与が必要になるので、その際の出費はかなりのものになります。
特に僧帽弁閉鎖不全症の手術の場合は、トータルで150万円以上かかることもある大きな手術となります。
他犬種もこちらなどで確認することが出来るので、今いる仔やこれから迎えようと思っている仔で気になる人は調べてみてください。
そしてそれが手術の必要な病気の場合には、保険への加入を強くおすすめします。
1歳未満の仔犬を迎えた人
仔犬期にはかかりやすい感染症、環境変化やご飯の変更による下痢などの症状が起きやすい時期です。
また飼い主さんも対応になれていないことも多く、病院に駆け込むのも多い時期になります。
わんちゃんの体がある程度出来上がる時期までは、通院の可能性が高いので保険に入ることがおすすめです。
ある程度わんちゃんの体調も安定する時期(犬種にもよりますが2歳以上)になれば、一度保険を解約する選択をしてみるのも良いと思います。
6歳以上の仔と暮らしている人
高齢期になり始めたわんちゃんが家族にいる人は保険への加入をおすすめします。
加入年齢が8歳までと制限があったり、高齢期になると人と同じように病気が増えてくるからです。
また慢性的な病気になると加入ができなくなるなどのリスクもあります。
出来るだけ病気などが多くない時期に加入を検討するようにしましょう!
6~7歳であれば、そこまで慢性的な病気のリスクも高くなく、加入にあたって年齢制限がかかることもほぼありません。
ペット保険に加入する意義は?
ペット保険も人の保険や自動車の任意保険と同じように、使わない限りは入っていて良かったと感じることはありません。
保険を使わない限りは単なる出費になってしまいますが、使用しないで済んだのは病気等にならなかったという事なので喜ぶべきことです。
人のように健康保険がないペットは、動物病院に行けば簡単に支払いが1万円を超えてしまいます。
多くはないですが手術が必要となれば10~20万円、難手術になると200万円程度の費用が掛かることもあります。
そんなもしもの時に費用負担を軽減し、適切な医療を受けさせてあげれるという意味でも保険に加入することは有意義です。
ペット保険を選ぶときに気を付けたいこと4選
ペット保険を選ぶときには、
- 補償割合
- 補償対象外事由
- 加入年齢・更新年齢制限の有無
- 支払いの立て替えの有無
の3つは保険選びのときに特に気を付けたいポイントです。
補償割合
補償割合は50%~90%程度までが多く存在しています。
保険費用も補償割合の大きさに比例して高くなっていく傾向にあります。
50%補償と90%補償では、保険費用も2倍近く変わってくるので欲しい補償のレベルに合わせて選択するようにしましょう!
補償対象外事由
動物病院で診察を受けたからと言って、全てに対して補償が適用されるわけではありません。
人の場合と同様に予防処置には適用されませんし、各保険会社ごとに対象外とされる症状が規定されているので必ず確認するようにしてください。
例えばわたしが加入している保険では、膝蓋骨脱臼、てんかん、気管虚脱などの症状が対象外とされています。
犬種ごとのかかりやすい病気と対象外事由を確認し、最適な保険を見つけるようにしましょう!
加入年齢・更新年齢制限の有無
加入年齢は各保険会社により異なり、8~11歳くらいまでになっていることが多いです。
また慢性疾患等に掛かっている場合は加入ができない場合もあるので、元気なうちに加入しておくのがおすすめです。
契約更新も一生涯更新なのか、ある年齢までなのかも必ずチェックするようにしましょう!
高齢になるほど人と同様に病気などが多くなるものです。
リスクが上がる時期にも入り続けられる保険を選ぶようにしてください。
支払いの立て替えの有無
保険によって医療費の支払いを立て替える必要があるものと、立て替える必要がないものとに分かれます。
立て替えの必要なものに関しては、一時的とはいえ持ち出しが必要になるので手元資金が必要な点がマイナスになります。
手元資金に余裕のない人は立て替えの必要がない保険を選ぶようにしましょう!
ペット保険に加入しての実体験
初代ヨーキーの時には保険に入っておらず、膝蓋骨脱臼やそれに伴う腱の断裂、高齢期の僧帽弁閉鎖不全症や腎不全でかなり大変な思いをしました。
家族みんなでお金を出し合うことで、費用面をなんとか工面してきました。
大きな費用としては、
- 膝蓋骨脱臼の手術・・・約15万
- 腱の断裂の手術・・・約20万
- 僧帽弁閉鎖不全のための薬・・・月1~2万
- 腎不全のための薬など・・・月1万
といったものがあり、他に体調の不良のための通院などがありました。
そのことを教訓に2代目の時には家に迎えてすぐにいぬとねこの保険に加入しました。
入った保険は補償割合が90%のプラチナプランで、
補償内容
- 補償対象・・・通院、入院、施術
- 1日当たりの免責金額・・・なし
- 1日当たりの限度額・・・なし
- 補償金額・・・年間90万円まで
となっています。
ヨーキーの0~4歳までの保険料は年3万~4万程度におさまっています。
保険の使用状況としては、0~4歳までの間でもお腹の不調や皮膚炎などで毎年使っています。
0~3歳までの年間医療費が3~4万程度、4歳の今年に口腔内手術を受けたので今年は20万程度になると思います。
いぬとねこの保険は加入者がまず支払いを立て替え、領収書を使い保険会社に請求する形になっています。
支払った医療費すべての90%が補償対象ではありませんが、経験上ほぼ90%が戻ってきています。
0~4歳までの期間では、保険料と補償金額を考えると確実に加入していて良かった、助かったという結果になっています。
1回でも手術が必要となると、保険の大切さと加入していることの安心が感じられます。
【わんちゃんと安心して過ごしたい】ペット保険は入るべき?加入・未加入両方の経験者が徹底解説!のまとめ
ペット保険は通常時には支出と感じてしまうものの、手術などもしもの時のために備えておくお守りのような存在です。
払い戻しはありませんが、医療費の積み立てのようなものと思っておくと良いと思います。
ペット保険は、
- 補償割合
- 補償対象外事由
- 加入年齢・更新年齢制限の有無
- 支払いの立て替えの有無
に特に注目して選ぶようにしてください。
わんちゃんにぴったりの保険が見つかり、もしもの時にも適切な医療を受けさせてあげることが出来ますように。